Prevent予防歯科

治療へのこだわり

患者様の大切な歯を1本でも長く残せるように、患者様に安心して通院していただけるように、様々な取組を行っております。

予防歯科とは

予防歯科で歯の寿命が伸ばせます。

日本でも「予防歯科」への意識が高まっています

むし歯になってからの治療ではなく、なる前の予防を大切にすることです。お口の中と歯を健康的に守るためにプロが行うプロフェッショナルケアとご自宅で行うセルフケアの両方で予防歯科を実践しましょう。

予防歯科の治療メニュー

プロフェッショナルケア

・口腔内の診査
・スケーリング
・歯みがき指導
・PMTC
・フッ素塗布
・シーラント

スウェーデン型予防歯科
予防歯科とは

セルフケア

・歯磨き
・デンタルフロス
・歯間ブラシ
・フッ素入り歯みがき剤
・デンタルリンス

予防歯科のポイント

①歯垢を残さず落とす

歯垢は細菌の塊です

1mgの歯垢に約2億~3億個の細菌がいると言われます。歯垢が残りやすい、歯と歯の間、噛む面の溝、歯と歯茎の境目などが磨き残しが多いところです。磨き残しが多い部分はデンタルフロス、歯間ブラシなどご自身にあったアイテムで隅々まで歯垢を落としましょう。

②フッ素を口の中に残す

歯を守るための大切な成分です

3つの働きでむし歯を防ぎます

・エナメル質の修復を促進
・歯の質を強化
・酸がつくられるのを抑える
フッ素入りの歯磨き剤で歯を磨きフッ素をお口の中に残すためうがいは少量のお水で1回すすぐのみにしましょう。

③細菌の増殖を抑える

就寝中に最も増殖します

就寝中はだ液の量が減り細菌を洗い流す自浄作用が低下し、むし歯の原因となる菌が増えてしまいます。

殺菌剤配合のデンタルリンスを就寝前に使用するのをおすすめ致します。

予防プログラム

予防プログラム
(次の3つを行うことで予防します。)

①リスク検査
②リスクに応じたセルフケア
③歯科医院での定期メンテナンス

スウェーデンの取り組みでは、過去に歯を失った経験のある30~50代の患者様が3~4か月ごとに歯科医院で定期検診を受けて歯磨きなどのセルフケアを続けた結果、その後30年間に、さらに歯を失う人の数を4分の1にまで減らすことに成功したのです。

1. リスク検査

リスク検査を行いご自身のお口の状態を知っていただきます。

レントゲン検査をする

レントゲンを撮影して歯周病により骨が溶けていないかを調べます。

レントゲン検査をする
ポケットの深さを測定する

ポケットの深さを測定する

歯と歯ぐきの間(歯周ポケット)の深さを器具を使用して測定します。測定数値:2~3mmが健康な状態の歯ぐきです。
数値が高いほど歯周病が進行しています。4mm以上のポケットが歯周病と診断される数値です。

歯の動揺度を測定する

歯がどれくらい動くか器具を使用して調べます。歯を支えている骨と歯ぐきが弱っていないかを診断します。

歯の動揺度を測定する
歯の出血を見る

歯の出血を見る

先程の歯周ポケット測定後の歯ぐきからの出血を診ます。健康な歯ぐきは出血がありません。歯ぐきに炎症がある場合は出血します。出血がある場合、歯周病菌が著しく増えてしまいますので細菌を減らす処置をします。

顕微鏡検査をする

歯と歯ぐきの間にある歯垢を採取し、歯周病原因菌などがいないかを調べます。形が長細い菌は悪玉菌です。丸い菌は善玉菌です。悪玉菌が歯周病の原因になる菌と言われています。

顕微鏡検査をする
虫歯の有無を見る

虫歯の有無を見る

歯にレーザー反射光をあてることにより初期虫歯も、発見できる歯面状態認識装置です。痛みも全くありませんので、お子様にも安心して検査していただけます

2. リスクに応じた毎日のセルフケア

ご自身で毎日、ケアを行っていただきます。
歯ブラシ、歯間ブラシ、フロス(糸ようじ)を使い、すみずみまでしっかり歯垢を落としましょう。

歯垢が残りやすいところ
(写真の赤い印のところ)

○歯と歯の間
○奥歯の噛み合わせ
○歯と歯ぐきの境目
○抜けた歯のまわり
○歯と歯が重なっているところ

歯垢が残りやすいところ
スクラッピング法

スクラッピング法

画像のように毛先を歯に90度にあて、1~2本ずつ20回は横に小刻みに動かして磨いて下さい。歯ブラシのみで歯垢を除去するには限界があります。歯ブラシの毛先が届きにくいところがあるのです。
そういったところにおすすめしたいものが歯間ブラシや糸ようじです。歯ブラシの後、フロス(糸ようじ)や歯間ブラシを使用し歯ブラシではとれない場所の歯垢を除去しましょう。

フロスの使い方

図のようにフロス(糸ようじ)を左右の人差し指に巻きつけ歯と歯の間を前後に動かして歯と歯の間についているプラーク(食べかす)を取ります。

フロスの使い方
歯間ブラシの使い方

歯間ブラシの使い方

歯と歯のすき間が大きい方やブリッジ(橋かけのかぶせ物)が入っている方は歯間ブラシを使用しましょう。

3. 歯科医院での定期メンテナンス
(プロフェッショナルケア)

プロフェッショナルなスタッフが減菌処置を行います。
ご自身での歯磨きでは取りきれない古くなった歯垢(細菌の塊)や、目に見えない細菌(バイオフィルム)を歯科医院で機械や薬品を使用してお口の中の細菌を減らします。

①歯石除去を行います。(歯石にはたくさんの細菌が住みついています。)
②下記のメニューを行います。
③必要な場合、歯磨き指導も行います。

うがい薬(コンクール)

うがい薬でうがいをしていただき、お口の中の細菌を減らします。

うがい薬(コンクール)
染めだし剤(ロンデル)

染めだし剤(ロンデル)

染めだしをして磨き残しの場所を確認し、患者様にも見ていただきます。(必要な場合に行います。)

歯ブラシ・歯間ブラシ

磨き残しや、古くなった歯垢(細菌の塊)を落としていきます。歯と歯の間を歯間ブラシやフロス(糸ようじ)を使用して歯垢を除去します。

歯ブラシ・歯間ブラシ
アミノ酸剤(グリシン)

アミノ酸剤(グリシン)

歯ブラシでは取れない目にみえない細菌(バイオフィルム)を薬と機械を使用して除去します。

ラバーカップ

毎日のブラッシングや食事により傷ついた歯をツヤツヤでなめらかにします。なめらかな歯の表面には歯垢がつきにくくなります。

ラバーカップ
ネオステリングリーン

ネオステリングリーン

歯と歯ぐきの間(歯周ポケット)の中を消毒の薬で洗浄し細菌を減らします。

舌ブラシ

舌に付着している細菌を舌専用ブラシで取り除きます。口臭予防にもなります。

舌ブラシ

虫歯や歯周病が与える悪影響
(虫歯や歯周病は身体全体にも悪影響を及ぼします)

食事を楽しめなくなる

虫歯や歯周病が原因で総入れ歯になると、自分の歯で噛む場合の1/4しか噛めないと言われています。 そのため固いものが食べづらくなり、好きなものを食べられなくなってしまいます。

見た目が老けて見える

虫歯や歯周病が原因で入れ歯になると、口の周りに細かなシワができやすいため老けた印象の顔になってしまいます。

認知症のリスクが高まる

虫歯や歯周病で歯を失うと、よく噛むことができなくなります。 その結果、脳への刺激が少なくなり、ボケやすいと言われています。

出産に大きな悪影響が…

歯周病にかかっていると早産のリスクが7.5倍になるといわれています。

口臭で家族や友人に嫌われる

口臭の原因の大半は歯周病です。 家族や友人に「口が臭い」と嫌われたら楽しくお話することもできなくなってしまいます。

歯周病によっておこる疾患

お口の中だけではなく、身体全体や家族にまで悪影響を及ぼしてしまう虫歯や歯周病。 これらを防ぐためには、日々の歯磨き(セルフケア)と定期的な歯科検診で行うプロフェッショナルケアがとても大切になります。 プロに、お口の中をチェックしてもらい、虫歯や歯周病を予防しましょう。

歯周病によっておこる疾患